ふむふむレコード

三好史の音楽レーベル「ふむふむレコード」のページです

平成25年のだぶ(おまけ付き)

 

クラシック界のソリストから秋葉原のアイドルまで5人の歌姫を招いた"平成25年のうた"のリミックス盤。

レーベル"SOUNDROOM.JP"に関連の深い個性豊かなアーティスト9組によるだぶ解釈(テクノ、エディット、ダブワイズ、ウィッチハウス、ベースミュージック等)、オリジナルとはまた違った世界観を味わえる。

令和5年 (2023)、発売10周年。当時出せなかった長尺版とボーナストラックを記念公開。

 

配信サイト

Apple MusicSpotifyAmazon MusicTikTokLINE MUSICYouTube MusicKKBOX、Deezerなど

 

高音質ファイルを購入できる場所

バンドキャンプmoraオリコンミュージックストアBeatportototoyなど

平成25年のだぶ(おまけ付き)) 曲目
1. 皇族ゲルゲ(もすおたらちゃん
寒梅の (ゲルゲExtended)
[うた AKKO]
原曲の音楽的世界観を理解してくれて、和声感・調性をそのままに拡張してくれました!オリジナルアルバムで、こういう音にしたいくらいですよ
95bpm
2. Dub Master X
おやすみバイバイ (dmxRemx)
[うた 恋汐りんご]
「だぶ」という題名に一番ぴったり。本場のダブです。フロアで聞くと、ものすごく音が良いです。良すぎて困ります。
104bpm
3. Kuknacke
音威子府の精霊 (Kuknacke's Circular Circulation)
[うた たなかあすか]
さぁ来ました。どんどん曲がってる世界へ突入。「山手線の円運動がモチーフ」とのこと。ものすごく気に入ってます。
100bpm
4. YPY(goat/bonanzas)
物理学者の恋の表現 (物理学者の恋はズレてる)
[うた たなかあすか]
本当、ズレてます。理科の実験のような音空間です。この空気感といったら最高。
tempo rubato
5. 日本編集音楽協会
アンゴラトンカカ (witchHouse)
[うた 鈴木海咲]
アンゴラウィッチハウスにしました。三味線の音を歪ませたら、エレキギターのようになるんですね。
122bpm
6. WOODMAN
寒梅の (接ぎ木xxx)
[うた AKKO]
奇才ウッドマンの怪作。モールス信号とか入っていて、どこかからメッセージ降ってきそう。べろんべろんな状態で聞くと、気持ちよくて昇天してしまいます。
「昇天」なんて書いたけど、ウッドマンは、この後、本当に音の森へ旅立ってしまいました。素晴らしい作品を残してくれて、本当にありがたいです。
tempo rubato
7. nonSectRadicals
刻切の音楽 (nonSectRadicals Mix)
[うた 恋汐りんご]
曲名の通りの音にしてくれました。まさにダブワイズです。これぞエディットです。
ノンセクトラジカルズさんですから、半分は、いぬが作ってるんですけどね。
エディットによって、洞窟と電車の中の音響が、激しく入れ替わる部分、クラクラします。
なにより、おもしろい。そしてゴルジェ。
67bpm
8. スズキー ヨーピー
序曲平成25年 (1381191262Remix 49分版)
[うた Lily Sebastian Mackenlow]
またもや奇怪なる世界が襲ってきました。
スズキーすごい。ユタカワサキすごい。
なにがすごいって、本当は1時間40分あるんです。配信の規定では入り切らないので抜粋させてもらいましたよ。
フルサイズ版は特別にiTunesストアで入手出来ます。
tempo rubato
9. hitachtronics
おやすみバイバイ (hitachtronics remix part.1)
[うた 恋汐りんご]
いつもイラストを描いてくれたり、CDの販売に協力してもらってる、ひたち君の音楽作品。
どんどん重なっていく音が気持ちいいバウ。
旋律的なモノを追っていくと、いつのまにかリズムが暴れてたり、面白い。
160bpm
10. 日本編集音楽協会
アキノバラ (techno)
[うた AKKO]
ボーナストラック
テクノイベントのためにこしらえました
主催者はサウンドルームのスズキー
秋の薔薇 (crabMixx)もあるけど、よりテクノ成分多めになってます。
128bpm
11 日本編集音楽協会
変なばばあがやってきたー (crabMixx)
[うた たなかあすか]
ボーナストラック
ゴルジェ
こちらの原曲だけ「平成22年のうた」からになります
118bpm
12 hitachtronics
おやすみバイバイ (hitachtronics remix part.2)
[うた 恋汐りんご]
ボーナストラック
ひたち君の音楽作品、別バージョン。
作品名、本人の希望があったかもしれないけど、勝手に「part.2」として配信登録してしまいました。すいません。
音に浸って入り込めます。
196bpm
13. YPY(goat/bonanzas)
物理学者の恋の表現 (物理学者の恋はズレてる2)
[うた たなかあすか]
ボーナストラック
YPY作品、別バージョン。
これも勝手に「2」表記で出させていただきました。
気持ちいいです。もっと長く聴いていたバウ。
tempo rubato

FM-0042

2023.12.2

平成25年のうた(​高​解​像​度​音​質​)

 

エディットシンフォニック・ガールズポップ「平成25年のうた」。ゾクゾクする音響遊びや、心を深くえぐっていく旋律は、前作「平成22年のうた」より深く純粋に進化。ノイ雅楽をサイバーに展開!

令和5年 (2023)、発売10周年。当時出せなかったハイレゾリューションオーディオ版を記念公開。

 

配信サイト

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高音質ファイルを購入できる場所

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平成25年のうた(高解像度音質) 曲目
1) 序曲平成25年
作詞:老子
三味線:まりえもん
演奏者には、逆から書いた楽譜を渡し、録音したものを逆再生しました
このアルバムの世界への導入にぴったりです
67bpm
2) 刻切の音楽
作詞:三好史
ジャンベ:下町兄弟
エディットとエフェクトを堪能出来る楽しくて明るい曲
作っていただいた動画もあります
116bpm
3) 物理学者の恋の表現
作詞:竹森那由多
弦楽四重奏コンバス+ピアノ
作詞者は、AZUMA HITOMIのライブにも出演していた学者様です
「対称性」と歌うところの伴奏で、上昇音系と下降音系がミラーリングしてるところが聞き所です
130bpm
4) おやすみバイバイ
作詞:あおまふ
ジャンベ:下町兄弟
やさしい歌声と歌詞の曲
ライブ映像
100bpm
5) 秋の薔薇
作詞:龍月
箏:上遠野文音
十三絃箏が伴奏の歌曲
64bpm
6) 寒梅の
作詞:龍月
箏:上遠野文音
十三絃箏が伴奏の歌曲
70bpm
7) アンゴラトンカカ
作詞:露骨キット
三味線:まりえもん
クラッチ:DJ 濱 (Lowfer Records/AniLab.)
アルバムの中詰め曲
歌詞先行で作ったけど、「音遊びしろ」と言わんばかりの言葉攻めでした
ライブ映像
122bpm
8) 音威子府の精霊
作詞:たなかあすか
曲先行で、たなかあすか本人に言葉を当ててもらいました
歌の録音も、たなかあすかレコーディングです
110bpm
9) それゆけ!ボーカルジャー!
作詞:あおまふ
ジャンベ:下町兄弟
早いテンポの元気曲
金管の魅力たっぷり
170bpm
10) 忘却のボレロ
作詞:露骨キット
コーラス:たなかあすか・鈴木海咲・まりえもん
これも歌詞先行で、それに合わせた曲の内容が作られました
ボレロ初挑戦だけど、自分に合ってる。今後もたくさん書きたいバウ
ライブ映像
90bpm

FM-0041

2023.12.2

令和5年のみやこぶし

 

近年の軽音楽的な作品をまとめました

10曲全部、日本の音階・都節みやこぶし音階で語られております

ダンスミュージック、エレクトリック・フォルクローレ風もあり

7/4拍子や、17/16拍子の曲もあり

五連符だけで構成されているのもあり

都節でいろいろなことをやろうとしております

イラストとジャケットデザインはヒタチトロニクスにお願いしました

ブラボーな絵です、ありがたいです

ずっと見ていたくなる

興味深いが無視できる音楽」、「令和4年の純音楽」に続く、三部作の最終章

 

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令和5年のみやこぶし 曲目
1) 性はスペクトラム
声ネタのメッセージが強烈だけど、11/8拍子のノリノリで口ずさめる音楽です
トランスジェンダーとか精神的な性の曖昧さ以前に、生物的に物理的に「性差なんてゆるゆるだ」と知り驚きました
驚きというか、納得だったかも
でも今は、大人より子供の方が「女の子なんだから」「男のくせに」なんて言う傾向が根強いですね
ノンセクトラジカルズが、この曲を素材に4/4拍子に矯正してLGBTQQIAAPPO2Sに昇華させました
110bpm
2) 人工知能がエネルギー問題を解決する
7/4拍子のダンスミュージック
人工知能の本しか読んでない時期が一時ありました
そこから発想して、出会った音ネタと一曲にしました
New Masterpieceで出していただいたMONTHLY INU WORKS Vol​.​1
これのcrabMixxを音質調整して、エディットしなおして、今回アルバム収録としました
シングルバージョンより、crabMixxの方が好きで、よく聞いていたのです
128bpm
3) 減衰振動系の音への愛
持続しない音だけで一曲にしました
アタックと余韻だけ、好きです
山手線沿いに住んでいるのだけど、深夜の線路工事で「ビュン!」とシンセドラムのような音が出ていました
それをハイレゾで収録して楽器として使ったのです
New Masterpieceで出していただいたMONTHLY INU WORKS Vol​.​2から、バスドラムを丸ごと抜きました
133bpm
4) 小源太ゴルジェ
本人お気に入りの曲です!
ゴルジェというのは、ネット上のダンスミュージック界隈で発生したジャンルです
ゴルジェ(Gorge)という現象、そしてそのカルト的熱狂
ゴルジェはどこに向かうのか?
タムが中心の音楽で、三好史やノンセクトラジカルズも音を作ったりゴルジェイベントに出演したりしてます
小泉文夫が最後に問いかけていますが、答えは17/16拍子です
106bpm
5) 龍宮たぬき
律動強いのが続いたので箸休め
このアルバムが初登場になる曲です
家族で行ったホテル三日月
朝4時の誰もいない浴場の狸風呂で歌いながら作りました
作詞も三好史です
シンセサイザーVのMaiに歌ってもらいました
歌のほかは、フルート、ホルン、箏、ヴァイオリン、チェロです
80bpm
6) 私は責任感がない(箏:上遠野文音
ディスコではスローあけ、アルバムやラジオでは静かな曲の後の一曲目は、良い曲に聞こえると言います
上遠野文音のお箏を中心にした元気な曲を、土地価値の高い一等地に配置しました
精一杯のポップス路線の勢いのある音楽!
初公開のものより音を整え、エディットも加えてます
ノンセクトラジカルズが、この曲を素材にdignity and respectに昇華させました
箏のみ版も公開しています
伴奏的な部分も多いものの、軽い独奏曲として楽しめるはず
だったら最初からお箏の独奏曲書いた方がいいや、ということで現在取り組んでいます
140bpm
7) トンカカと芸術
トンカカもゴルジェ同様、ネット発のジャンルです
ラテンフリースタイルの再解釈で、九州のある女の子がエディットの部分などを指して「このトンカカ言ってるのかっこいい」と言ったのが始まり
「芸術表現に金銭的価値を求めるな」というようなことを訴えています
117bpm
8) 若い頃は効率を求めていました
皆様も、人生の中で大転換の時期、価値観を変えることになる出来事とかあったと思います
平成25年、46歳の時に、三好史に意識の大変革がありました
それまでは、都会人らしく、赤信号も渡るような人間でした
なんでも早くやること、スピード・効率が命でした
急いでばかりいると、心が乾いてしまうと気付かされ、生まれ変わりました
もし気づかないまま老人になってたら、乾いたまま死んでしまうところでした
大転換後の子供には「早くしなさい!」を言わないで育ってもらってます
どんなふうに育つか楽しみであります
赤信号渡るのは、危険か危険じゃないかの問題ではなく、心の余裕があるかないかの問題なのです
建築現場の肉体労働のアルバイトをしていた頃「俺らの仕事は時間かければ誰でもできることだ。だから早さが命なんだ。」と言われました
なるほど、お仕事の世界では、早さは重要です
ただ、仕事終わった後も、せっかち人間のままだたと、美しさや楽しさを感じる時間が少なくなってしまうんですよ
心が荒んでいくんですよ
New Masterpieceで出していただいたMONTHLY INU WORKS Vol​.3から、ミックスし直しました
4/4拍子ですが五連符だけで構成されています
全編五連符じゃなく、八分音符なども織り交ぜた方が効果があったかもしれません
80bpm
9) 和琴舞曲わごんぶきょく
この曲だけ、30年以上前の血気盛んな頃に作った音です
あまり流通してない前世紀の手作りアルバム「軽音楽」にも収録されています
今回、音を処理し直して、テープエディットも施しました
生まれて初めて日本の音階で作った曲
ここから全てが始まりました
この純真な旋律を超えるものは作れていません
純真さを再び取り戻すことができるでしょうか
 
何かの水のビデオにもBGMとして使われていたとのことです
当時一緒にやっていたTRFのKOOちゃんも気に入ってくれて、「GINNBUKYOKU -琴舞曲-」という曲名に変え、縦ノリの四つ打ちにアレンジして使ってくれていたようです
二十代で脳も冴えていたのか、歌詞は古語で書いていました
「春の花咲きあはれむ 吹き飛び違ふもまた更なり」
片言の外国人に歌ってもらったら面白いんじゃないか、なんて企画もありました
歌詞の文法も厳格ではないし、和琴わごんという楽器で実際には演奏できません
正しくはないけど、心意気です、DJ KOOちゃんも、そう言ってくれました
 
普段はE都節音階を使っていますが、この曲はD都節音階、雰囲気違います
これ以降も、我々の都節音階で何曲も書いたこともあるけど、旋律に引っ張られ、どれも演歌調になる傾向に
今の形になるまで何十年もかかりました
皆様も、「さあミファラシドで書いてみるか」なんて取り組んでみたら、まず演歌調になると思いますよ
演歌調が悪いとか、ありきたりだと言ってるわけではありません
いろいろなことができそうな都節
音階一つを乗りこなすのに、まだまだかかりそうです
113bpm
10) シンセポップ
管弦楽 郷愁」で訴えたものを、シンセサイザーでやったという感じです
最初に公開したものをマスタリングし直し、エディットも加えています
最後の締めの声ネタ、聞き取りにくかったのを調整しました
大事なこと言ってます
発表前、誰も知らない曲だろうけど、ダンスフロアに投入したら、みなさん踊ってくれていい雰囲気になりました
感激しました
バリバリバリバリの日本バレアリックトラックでとてもカッコいいです。これ、すごい・・・
これは本当いいです。似てる曲ないのがすごいというか。
ありがたいお言葉です
90bpm

FM-0040

2023.2.25

令和4年の純音楽

令和4年の純音楽

 

ここ数年の純音楽作品を機械の演奏でまとめました

機械といっても、全部の楽器一つずつ手で演奏して入力してます

労力自慢が昭和っぽいけど

コンピュータ演奏によるオーケストラのエミュレーションは目指していません

「生演奏っぽく」なんてことも考えてません

「機械でできる表現」を精一杯追求してるのです

そうです、表現なんです

そして高尚な純音楽ってわけでもないです

たのしめるはずです

 

平成27年(2015年)から令和4年(2022年)

ぴったり、娘のあおが生まれてからの作品群になります

たとえ売れなくても、自分の音楽を追究させてくれている家族に感謝しかないです

今の家族がなければ、これらの音楽はこの世に存在しなかったです

 

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令和4年の純音楽 曲目
1) 吹奏楽のための諧謔曲『吉野』(2015)
DJやリミックスをやっていると、コンピュレーション企画に誘われることも多いバウ
一つのテーマ一つのテーマに基づき、様々な方が楽曲を持ち寄るという企画です
シャウエッセンという音楽の概念を集めたアルバムに誘われました
トンチと拡大解釈で、ブラス系なら吹奏楽と考えました
旋律の基本モチーフで「シャウエッセンシャウエッセン」と繰り返しています
一つのモチーフをこねくり回して展開していくのが西洋音楽の一つの特徴です
一般的な方々が「音楽」と言ってる世界です
三好史が普段使わない、そんな手法の曲でこのアルバムは始まります
そして、このあとの曲には、そういう手法は出てきません
皆様が音楽と認識できそうなのは、この曲だけなのです
「吉野」は、日本ハム設立地、徳島の有名な川の名前です
フルート2、クラリネット2、バスクラ、アルトサックス2、テノール、バリサク、トランペット2、ホルン2、トロンボーン2、ユウホ、チューバ、小太鼓、大太鼓、シンバルという編成です
2) 吹奏楽のための行進曲 第6番『師木島』(2018)
吹奏楽を続投します
朝日作曲賞B編成に応募した作品です
「敷島の大和心を人をはば 朝日ににほふ山桜花」という句から表題をつけました
3) 2つのヴァイオリンのための狂詩曲『秋津島』(2019)
実際に演奏家の方に弾いてもらって、いろいろ教わりながら書きました
ドイツの現代音楽の募集に応じて作りました
4) 室内楽のための奇想曲『六角形』(2018)
東京国際芸術協会 作曲コンクールで賞をいただきました
アルバム全体お聞きいただければわかると思うのですが、だいたいどの曲も同じような感じなのに、なぜこの曲だけが評価されたか、わかりません
「もっと転調などをして聴く人を飽きさせないように」とか言葉をいただきました
そういう転調とか嫌だから、この形になってるのですが、やはり西洋音楽に慣れ親しんでいる方には物足りないと感じるのでしょう
スティーヴ・ライヒ的とも評価されました
それは、全く意図してなかったけど、骨身に染み付いて無意識に出てきてしまってるんでしょうかねぇ
とにかく、賞はありがたかったです
DJ出身で独学で管弦楽を学んだ自分でも、学術方面の方から評価される曲を作れるんだと、多少自信になりました
フルート、コールアングレ、ホルン、トロンボーン、ヴァイオリン、コントラバスの6名という編成で六角形です
5) 管弦楽のための脚舞曲『風ノ街』(2017)
JUKEしようや」のコンピュレーション参加曲
またまたポップスの集まりの中に、管弦楽曲を投入
最初はジューク語法に従うように管弦楽が動いていきます
いつの間にか管弦楽の方がリズム隊を振り回すようになり、最終的には両要素が支え合う感じになっております
ジュークの一名フットワークから脚舞曲きゃくぶきょくという名称を捏造しました
今回のアルバムのために、ドラムを控えめに新ミックスこしらえました
「風ノ街」はシカゴのことです
三管編成
6) マンドリン合奏曲 第3番『日本橋』(2016)
特に、応募や公開もしてないし、演奏もされてない曲
打ち込みに当たって、第1マンドリン、第2マンドリンだけ、マンドリン合奏の音を使いましたが、中低音のパートは、普通の弦の音で表現しました
マンドラ・テノール独奏部分だけは、Garritan World Instrumentsのオクターブマンドリンを使いました
あおが0歳の頃、東京の日本橋にほんばしの宿に滞在していて、そこで書きました
機械的なイメージもあるので、大阪の日本橋にっぽんばしと認識してもオッケーだもの
第1マンドリン、第2マンドリン、マンドラテノール、マンドロンチェロ、ギター、コントラバス
7) ぽっぷす☆現代音楽 (2017)
軽音楽なのか、現代音楽なのか、どちらの立場からも楽しめるはず
バンドキャンプで公開してたのですが、意外にも熱心に聴いてくれてる方がいました
「好きすぎてヤバイ」と言ってもらい、嬉しかったです
弦楽四重奏と電気的なテープエディットなど入ってます
8) 五月雨や (2019)
龍月作詞
シンセサイザーVのMaiに歌ってもらいました
人工知能の歌、すごいですね
歌のほかは、アルトフルート、ヴァイオリン、チェロです
9) 管弦楽のための幻想曲『舞鶴』(2016)
かわりだね第3弾
にくじゃが教の野望Remixコンピレーション我が家のにくじゃが参加曲
ダンスミュージックの文脈で声がかかったのだろうけど、管弦楽曲で提出しました
リミックスアルバムの完成品をもらい損ねてしまいました
他の血気盛んなトラックに合わせて、きっと音圧とかあげてもらってるはずですが確認できてません
今回、自分のアルバムに入れるということで、無理に音圧いじらずにミックスし直しました
肉じゃが発祥の地を宣言している「舞鶴」を題名にしました
三管編成
10) 弦楽四重奏曲『三笠』 (2022)
ノンセクトラジカルズで愛国 (democracy and communism)という曲に昇華したモノの、音符だけの素材バージョン
戦艦三笠は、日露戦争では連合艦隊旗艦
ロシア海軍バルチック艦隊を壊滅させ、日本を勝利に導きました
11) 吹奏楽のための行進曲 第3番『団結』(2017)
パプアニューギニア国音楽隊行進曲」を募集していて、これはと思い作りました
「団結」の後すごいペースで「大洋州」「環太平洋」を書き、計3曲応募しました
他の作曲コンテストなどは、有料だけど、これは無料だったので!
パプアニューギニアの国の標語「多様性は団結なり」から題名をつけました
ピッコロ、フルート、(オーボエファゴットクラリネット3、(バスクラ)、アルトサックス2、テノール、バリサク、トランペット3、ホルン2(3)、トロンボーン2、ユウホ、チューバ、(コントラバス)、グロッケン、大太鼓、小太鼓、シンバルという編成です
和声的短音階
12) 管弦楽 郷愁 (2015)
エレキベースシンセサイザーも入っていて、軽音楽に限りなく近い曲
ドラムンベースの素材として作り始めました
ですから、4/4拍子で一貫していて、テンポも87bpmから揺らぎません
そうであっても、管弦楽曲として、かなり気に入ってるんです
もし交響曲を作るなら、これを第1楽章にしてもいいかと思っています
西洋音楽的には物足りないだろうし、半分ポップスの薄めオンガクかもしれないけど
単純な低音楽器の繰り返しグルーヴの上にいろいろ展開していく、自分は、こういうのが好きなんですね
日本編集音楽協会として作っているdameMixxも、いわば、こんな方向性ともいえるでしょう
これを「たたきだい」として、次のアルバムの「シンセポップ」につながっていきます
平成27年に住んでいた中銀カプセルタワーにて作曲
赤子を寝かしつけ、丸い窓から外を見て書いたのを思い出します

FM-0039

2022.12.24

 

興味深いが無視できる音楽

興味深いが無視できる音楽

 

自分が作る音は、人が聴くのを意識しすぎて、わざとらしい

「ほらほら変わったアイデアだろ」

「どうだすごいだろ」

「さあ注目して聞け」

みたいな作為がありました

 

今回、生まれてはじめて背伸びせず、軽く聞くために作れた気がします

「人に聴かせなければ」なんていう憑き物が落ちた感じ

より自分向けに磨きをかけてます

 

配信サイト

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興味深いが無視できる音楽 曲目
1) クロスリズム
4分音符や16分音符と一緒に7連符や11連符などが同居しています
「旋律を追いかけるわけじゃないよ」という世界観で展開するという宣言、アルバムの出だしに最適です
2) 水族館で流れてそうな
クラブイベントの開始時刻前にライヒやイーノを流しました
「水族館で流れてそうな曲だね」と言われました
そうか、そういう音楽のくくり方があるのかと思い、曲名に使わせてもらいました
3) べんきょうぎらいのあおちゃん
時計と同じテンポなので、チクタクいう時計がある部屋で聞くと、リズムが合うかもしれません
4) 暗渠あんきょ 谷端川やばたがわ
板橋から大塚、茗荷谷、後楽園のあたりを通り神田川まで伸びていた、かつての川
自分なりの「ラーガ」として、都節音階にそって即興演奏しました
ラーガの意味合いとか言葉の使い方違うかもしれないけど
5) ヴォドゥン
30年以上前、血気盛んな頃に作った音楽、無視できる系列曲の元祖
15/16拍子だけど、舞踊の公演に使われました
よく踊れますね
音圧とステレオ感を調整しました
6) 人気のおにぎり屋さんが移転して近くになった
いつもの都節ではなく、田舎節と言われる陽音階です
明清楽の演奏で慣れ親しんでいる音階です
7) アイリス2のプリセット音から
このアルバムは、iZotopeシンセサイザーiris2を中心にこしらえました
本当にありがたい楽器です
8) 素数を読み上げる九州そら
VOICEVOXの九州そらさんに淡々と読み上げてもらいました
いい声ですね
声の音量が低くて埋もれてる部分があったので、DOTEC-AUDIOのDeeTrimを活用しました

FM-0038

2022.10.1